青汁には実にさまざまな栄養分が含まれていることで知られています。 それらのすべてが身体の欠陥や不調を正常な状態に戻すための大切な要素になるのです。
もちろん、それらの内の一つ一つも非常に重要です。 特に疲労回復や貧血の回復の目的に対しては「鉄分」というものが、 とても大切な役割を果たすというわけです。
これは必須ミネラルのひとつであり、体内に吸収された後は、 血液となって身体中の細胞に酸素を輸送する役割を担います。
具体的には、赤血球を構成する一つの部位であるヘモグロビンになります。 人間の身体には合計すると約4グラムもの鉄が含まれていると言われています。
また、鉄分は酵素にも変形することが知られています。 酵素はエネルギーを作り出すので人間にとってはなくてはならない存在です。 つまり、それだけ大切な物質だというわけです。
私たちにとって最も身近な金属といっても過言ではない鉄は、 人間と「道具」の歴史を振り返ってみても大切な働きをしてきました。
人間の成長過程で武器を青銅器から鉄器に持ち替える時期があったり、 その後の歴史においても、常に有効に活用され続けていたりと、 実に様々な表情を持っています。
ちなみに、初めて鉄を生成したのはヒッタイト人だと言われており、 それは、紀元前15世紀ごろのことだったと言います。
道具としてだけではなく、栄養素としても古くから有用性が認められ、利用されてきました。 17世紀ごろには貧血の治療方法として鉄をワインにつけて、 それを飲むことで改善策としていたそうです。
人間の体内に常に存在するということが分かったのは1747年のことだったそうです。
この物質に限らず、ミネラル類全般に共通して言えることですが、 必ずバランス良く摂取することが必要となります。
過剰摂取はもちろんNGですし、不足していても身体の調子が悪くなります。 例えば、欠乏症に陥ると運動能力が低下してしまったり、 体温を正常に保つ能力が劣化してきてしまったりするようです。
特に子供の場合は集中力が下がることやイライラが引き起こされやすいそうです。
過剰摂取については青汁の飲用や通常の食事からの摂取で心配する必要はありません。 しかし、サプリメントの過剰摂取を長期にわたって続けていたりする場合は、 肝臓に疾患が引き起こされてしまう場合もあるので注意しましょう。
症状としては、嘔吐や便秘などが挙げられます。
上手に使えば、疲労回復の作用もあります。 ちなみに、ミネラル類が豊富にバランス良く含まれているものの代表に、 ケールが原料のステラの青汁が挙げられます。 上手に活用できるようにしましょう。