この製法は「粉末タイプ」の製品に用いられることで有名です。 最大のメリットの一つとして挙げられるのが「栄養価の保存率」で、 ほとんどすべての栄養を閉じ込めることが出来ることから高く評価されています。
比較的最近になってから主流になってきた製造方法であり、 それまでは粉末タイプの製品というと加熱式が主流でした。
しかし、大切な成分が熱によって破壊されてしまう恐れがあるという点がデメリットで、 問題視されていたという側面もあったわけです。
冷凍タイプと比較した際に、圧倒的に使いやすさが良かったのに、 そういった大切なポイントが見過ごされていた・・・ この状況を打開したのがフリーズドライというわけです。
便利なうえに、しっかりと成分が詰まっている。 そんな魅力の背景には先端技術が用いられているという要因があります。
まず生野菜から搾り取った「青汁」をマイナス30度近い超低温で一気に凍結させます。 そして、真空状態にして水分を抜きます。 これが製法のすべてです。
ビタミン類の風味も変化しないので、味にもより新鮮さを再現できるようになっています。
また、従来の粉末タイプと比較しても水などに溶けやすいという特徴もあります。 そのため、私は牛乳でサッと溶かして飲んでいます。 これなら甘くておいしさが引き立ちますし、飲みやすさも増します。
保存性の高さも大きな魅力の一つといえるでしょう。
もともとはレトルト食品などに用いられた製造方法だったそうです。 今でも、レトルトの味噌汁などに用いられることで有名です。
インスタントコーヒーをはじめ、カップラーメンなどにも用いられます。 そのため、意外に身近な存在と言えるかもしれません。
最新の技術ではあるものの、実はその歴史も古いと言われています。 もともとの発想自体は古代マヤの文明の頃にすでに生み出されていたそうです。
当時はジャガイモの保存に用いられていたとされています。 日本で言うところの高野豆腐のようなイメージですね。 そして20世紀の半ばになり、軍隊のための本格的な利用が検討されました。
これは現代でも同じで、軍隊にはフリーズドライ製法で加工された食品が重宝されています。
青汁で効き目を感じるためには毎日の飲用が必須条件になります。 しかし、栄養価のないスカスカの製品を用いていれば何時までたっても効きません。 その点を十分に理解しておきましょう。
だからこそ、しっかりと中身の詰まっているこの製法の有用性がわかるはずです。