食物繊維は私たち人間に必要不可欠な成分です。 しかし、野菜不足という背景から満足に摂取出来ていない人が多い・・・ というのが現状です。
この栄養素には腸のぜん動運動を促して便秘を解消するという働きがあります。 それゆえに、不足してしまった場合はお腹の調子が悪くなることも考えられます。
そして、この成分は生野菜のしぼり汁ともいえる青汁に豊富に含まれています。 そのため、ここから積極的に摂取しようという人が増加し、人気を得ています。
ちなみに、別名として「第六の栄養素」と言われることもあります。 そもそも、なぜ「第六」なのでしょうか?
これは、この栄養が比較的最近になってから有用性を見出されたという事が、 非常に大きく影響しています。
五大栄養素という言葉は家庭科などの授業でも勉強する事項ですね。 炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル 以上の五つをあわせた通称を指しています。
これらに次ぐ重要性を持っているということから第六と呼ばれているというわけです。 先述したように、有用性が判明したのは最近のことですが、 それまでは全く身体に不必要なごみのように扱われていたそうです。
では、この食物繊維はどんな食べ物に豊富に含まれているのでしょうか?
もっとも代表的な例としては、生野菜(特に緑黄色野菜)が挙げられます。 それ故に青汁にも豊富に含有されているわけです。
ニンジンや牛蒡などの他、キャベツなどが具体例として挙げられます。
また、果物にも沢山含まれているそうです。 キノコや海藻などからも効率的な摂取が可能です。
ちなみに、摂取量の目標は一日平均18グラム以上と言われます。 しかし、さらに理想を言えば一日24グラム程度が欲しいところです。
理想値をクリアすることで心筋梗塞のリスクを大幅に下げる事が出来るとされます。 上記のような便秘解消の作用の他にも、コレステロール値を下げて、 糖質を積極的に吸収して抑制する作用を持っているので、 これは信用に足る情報といっても良いでしょう。
そんな食物繊維にも、実は厳密にいうと種類があるのです。 それが「水溶性」と「不溶性」。
簡単にいえば、水に溶けるか溶けないかという差があります。
水溶性の具体的な成分名称としてはマンナンやペクチンがあります。 マンナンはこんにゃくに豊富に含まれます。 これらは糖質を抑え込むという特徴があるため血糖値の抑制につながります。
不溶性は腸内環境の正常化が主な働きです。 具体的にはセルロースと呼ばれる物質やキチンなどが挙げられるでしょう。
この辺まで意識すると、青汁の有効性が十二分に理解できるかもしれません。