現代の日本人の食生活は数十年前と比較するとかなりの変化を見せています。 具体的に言えば、肉や牛乳、卵などの摂取量が急増したのです。 これを「食の欧米化」と呼びます。
これを背景に生活習慣病やガンなどの発症率が急増しているのです。 厚生労働省の発表する理想的な野菜摂取量と実際の日本人の摂取量の差は、 およそ80グラム程度だと言われています。 つまり、圧倒的に野菜が足りていない生活を送っているのです。
そこでポイントになるのが健康食品の摂取という訳です。 上記のような健康不安をきっかけに、多くの人が健康食品に 改善や健康維持を期待しています。
それゆえに市場には様々な商品が登場しており、 現在でも、どんどん新商品が発表されているような盛況ぶりを見せているのです。
そんな中でも特に人気が高いのが「青汁」というわけです。 その理由はなんといっても豊富な栄養素でしょう。
上記のような肉中心の生活が引き起こす栄養バランスの崩壊を 根本から改善することが出来るというのが魅力です。
配合されている成分は原材料などによっても異なりますが、 基本的には、食物繊維をはじめミネラルやビタミンなどの栄養が十分に含まれています。
また、原料によっては特有成分が含まれていることがあるのもうれしいですね。 例えば、明日葉のカルコンは身体中の老廃物をスッキリと洗い流す効果があります。 結果的にはむくみや便秘の改善に非常に大きな効き目があるわけです。 同時にダイエットにも効果的と言われています。 代表的な製品としては 「ふるさと青汁」が挙げられます。
大麦若葉に含まれているSOD酵素も魅力的な成分のひとつです。 これにはアンチエイジングや美肌、若返りの効果があります。 それは抗酸化作用と呼ばれる活性酸素という毒素を抑え込む機能が大きく関係しており、 非常に有用性が高いことから女性から高い支持を得ています。 代表的な製品としては「うるおい青汁」が挙げられます。
そんな国民的な人気を誇る青汁も、実は全国的に有名になったのは最近のことです。 それまでは、九州の一部の地方でのみ使われていたものでした。
発明者は遠藤博士という人で、戦後の栄養不足、食糧難に対しての 解決策として提案されたものでした。
最初は大根の葉などから作られていたのですが、 次第に健康維持や疾患の改善に非常に高い効果があることが判明し、 さらに栄養価が高く生産性も高いケールが用いられるようになったのです。
そして90年代になり、苦さやまずさが注目されてCMで知名度を上げたり、 罰ゲームとして使われるようになったことから現在に至ります。